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西沢渓谷ハイキング にしざわけいこくはいきんぐ

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多くの滝、渓流、吊り橋、岩場と、変化に富んだハイキングコース。
基本情報
西沢渓谷ハイキング

「森林浴の森百選」などに数えられる西沢渓谷には1周(約10km)できるハイキングコースが整備されており、自然を満喫することができます。所要時間約4時間。

住所山梨市三富川浦
駐車場あり(無料) 他、近隣の道の駅駐車場利用可、ただし紅葉シーズン有料の場合あり
TEL0553-20-1400
西沢渓谷ハイキング 2
西沢渓谷ハイキング 3
西沢渓谷ハイキング 4
紅葉 西沢渓谷ハイキング
イルミネーション 西沢渓谷ハイキング
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レポート

2015年5月9日(土)埼玉県の雁坂トンネルを抜け、山梨県の西沢渓谷ハイキングへ。

ここには去年の11月に訪れたのだが、大雨の為断念、今回はそのリベンジで。

ゴールデンウィークも終わり、空いているだろうと言う考えで来たのだが午前10時、無料駐車場は結構埋っていた。

事前に調べ、1周およそ10km高低差280mのハイキングコースを小雨の降る中出発。ストックを持ち本格的な装備で望むハイカーも多し。

ここからすぐ近くの 「道の駅みとみ」 で軽食を取り、西沢渓谷無料駐車場に車を止め、午前10時10kmコースをスタート。

タイミング悪く少しパラパラ降って来たのでポンチョを被る。

ここ、バスでも来れる。国道140号の下、ゆるやかな登りを進む。

基本的には12月〜4月の間は閉山。

左は谷になっており、下には沢が。エメラルドグリーンが望める。

昭和57年8月の台風土砂崩れからの復旧の様子。

スタートして1kmほど行くと、トイレがありハイキングの準備をするスペースがある。

まずは、歩きやすいコース。

右には登山道、上級者向けか?

沢の水は凄く綺麗、案内板もわかりやすい。

たなべじゅうじさんの文学碑。

※以下Wikipediaより引用

田部重治:登山家として日本アルプス、秩父山地を歩き、1919年(大正8年)に『日本アルプスと秩父巡礼』を刊行、1930年(昭和5年)に『山と渓谷』として出版される。日本アルプスを偉大な山として、秩父山地を緑の渓谷美としてその魅力を表現した。

写真の説明パネルでは、西沢渓谷の水がエメラルドグリーンである理由について

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澄んだ渓流の水に光があたると、波長の短い青い光が散乱すると同時に、水中を通り抜けた光が水底の白い岩石(花崗閃緑岩)に反射して返ってきます。その間、赤い光は水にすべて吸収され、残った青や緑の光は水中で散乱するためエメラルドグリーンに見えるのです。この渓谷の水は、上流域の2千ヘクタールに及ぶ森林地帯に降った雨水が、豊かな森の土壌と花崗岩の砂礫できれいに濾過されたものです。また、ここにはイワナ・ハコネサンショウウオなどの水生生物が生息しています。

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と記してある。

いきなり吊り橋、テンションあがる。

国立公園なので道は整備されている。

最初の滝は、大久保の滝。こちらはいたってシンプル。

次は大迫力の、三重の滝。凄いエメラルドグリーンだ、深そう。

スタート時降りだした雨もすっかりあがり、この辺りから沢のすぐ脇の道を歩いていく。

人面洞。岩肌に自然が刻んだ模様が、人の顔に見えるところからその名が付いた様だが・・。

次は竜神の滝。mと言われているが、それほど高さは感じられない。

恋糸の滝。水量が少なく木の葉がくれに岩肌を糸を引いたように流れ落ちている滝。岩場に注意しながら登り、次は貞泉の滝。

これも大迫力、間近で見ることが出来る。

手が届く距離だが滑って落ちたらしゃれにならない。

鉄杭チェーンがなぎ倒されている。

沢沿いをまだまだ進む。

マイナスイオンと沢のせせらぎの音に心が癒される。コケも良い感じ。

母胎渕(歐穴)。沢の水が岩をうがって洞窟を作った自然現象。

カエル岩。3匹の親子ガエルが、重なっている様に見えるらしいが・・。

方杖橋。この橋を渡って急な登りを進むとハイキングコース随一の絶景が。下に方杖橋。残雪も。

七ツ釜五段の滝。

下の2段。

上の3段、あわせて5段。

足をとめてずっと見ていられる絶景。

ハイキングコースは、滝の周りをぐるりと半周する。

右手に滝で、さらに左上からも少量の水が流れてくる。すばらしい。

不動の滝、シャクナゲ群生地を経て、ハイキングコース折り返し地点へ。最後のキツイのぼり。

トイレがあり、ハイカー達がそれぞれ持参したランチを楽しむ。

標高1400m弱。残念ながら雨上がりの曇り空、すっきりとした景色は拝めず。

ここで初めてレールらしきものを目にする、その理由は後程明らかに。

ハイキングコースの帰路は、これからずっと緩やかな下りが続く。

方丈橋。方丈とは歩廊・主桁を支える斜めの部材を呼び、谷間など中間に支えを作れない場合に、つり橋・アーチ橋とともに多く見られる橋の形状である。

左手は谷、下の沢まで推定60m程度か。高い。

右手を見上げると、水が流れた形跡がある。下の沢まで続いている。

五つ渕。沢を見下ろすと「七つ釜五段の滝」が真下に見えることから、そう呼ばれる。

しゃくなげ橋。おしゃれな吊り橋である。この道の脇に積まれた石はいったい何なのだろうか?

ひこいっちゃんが死にかけた場所である。

芝生みたいなコケ?が岩から生えている。

崩れかけの橋。使用禁止だ。

めがね岩は意味がよくわからなかった。

大展望台。ちょっとした腰掛があり、ここで景色を眺めながら一休みするハイカーも多し。

「にしざわけいこくたのしいな」

おそらく小学生が書いたものであろう。

ほんとにたのしい。

ここで、折り返し地点にあったレールの説明。

このトロッコが通っていたもの。

昭和8年から昭和43年まで写真のように木材を運ぶ為に活躍していた。

全長36kmと言うから驚きだ。

西沢渓谷山の神。ハイキングコースもいよいよ終盤を迎える。

森林セラピー、たしかに癒される。

折り返し地点からの帰路は左写真のような歩きやすい道が続いた。ただし左手は常に崖が続いた。

バス停まで2kmの案内。

変わった土質だった。土砂崩れ現場か?

音取第一隧道、1987年3月竣工。使っていないのだろうか。最後に朽ちかけの吊り橋を発見。

行きと帰り、コースの性質がまったく違っていた事に驚いた。

Tシャツ一枚で帰りは少し寒かったが、凄く良い所。

また、紅葉の時期の空いているであろう平日に来たい。


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