観光ルート 石廊崎レポートTOP > 石廊埼灯台 > 石室神社 > 石廊崎 熊野神社切り立った断崖絶壁の小さなくぼみにある神社です。海上安全や縁結び・商売繁盛・交通安全・厄除けの神様が祀られています。社殿が千石船の帆柱を枕に建てられていることから。伊豆七不思議のひとつで「石廊崎権現の帆柱」の江戸時代から伝わる伝説の舞台でもあります。5世紀ごろ石室山金剛院として建立されたのが始まりだといわれる古い神社。

こんなすごい所に作ったもんですね！断崖絶壁に屋根が埋め込まれています。入口付近にあった紀元2千6百年記念と書かれた石碑。

本殿入口の様子。天然石おみくじ200円(パワーストーン入り　運気上昇開運みくじ)・とんぼ玉みくじ200円・おみくじ100円です。

石廊権現と千石船之由来-石室神社の天井付近に掲げられた掲示額の内容

祭地は相模灘と遠州灘の中間に位し東風西風共に筆舌に絶し又陰れし岩礁多く黒潮近くを走ると云う難所で在る或る期播州濱田港所属の塩運搬の千石船が此の岬に差掛りし時、折悪く黒雲海面をはい雨は篠を突き波浪は峰渓をなす船は最早転覆有るのみと見られ船主子共になす技も無く一心に見えぬ対岸の石廊権現に向いて無事江戸に着く事が出来得るならば帆船の命で在る帆柱を奉納すると誓願を込めるとさしも荒狂った波もやがて凪いで無事江戸に着く事が出来荷揚げを済し巨富を得て帰途に付く航海日和に恵まれ往路の出来事も忘れ此の岬の沖を過ぎ様としただが不思議な事に満帆に追風をはらみ全櫓充分に水をかくも船は一向に進まず坐礁した　如くにてやがて次第に風雨強く狂暴なる暴風雨と急変し船子等の不安は往路の期に増して激しく船主は往路の期の願事に思いを致し木の葉の如く震る船上にて斧を以て、帆柱を切倒し海に投じ石廊権現に奉納されたすると不思議な事に帆柱は荒れ狂う大波の波頭に乗って幾十丈の高き社殿の御前に供えた如く打上けしと同時に波も静まり船は櫓を以て走り去りしと傳えられて居り今直當社殿の基礎となりて此の建築物を支えて居り當社の御神威の高きと共に此の神技を伊豆の七不思議の代表的な神話として廣く風光名美さと共に日本全国に知られて居る

柱に立掛けられた板には縁結び熊野神社・石室神社本殿と書かれています。役行者、前鬼・後鬼他の木造が祀られています。本殿の様子、大きな鈴。

ご神体（鏡）を祀っています。他にも、修験道の開祖とされる役行者や役行者が監督したと伝える十一面観世音などが祀られていました。本殿の様子。

大きな干支の絵馬と龍の絵馬が飾ってありました。なにげにあった赤いベンチ。

石室神社は岩と一体になったかのように・・帆柱を枕に断崖絶壁の上に建つ・・どうやって建てたのでしょうか？