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北口本宮冨士浅間神社 きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ

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富士登山道の吉田口の起点。
基本情報
北口本宮冨士浅間神社

景行天皇40年(西暦110年)、日本武尊が神社近くの大塚丘から富士を遥拝したのが起源と伝わる。延暦7年(788)、甲斐守である紀豊庭が現在地に社殿を造営。祭神として、火山鎮護の神でもある木花咲耶姫(木花開耶姫・木花之佐久夜毘売=このはなのさくやひめ)のほか、彦火瓊々杵命(ひこほのににぎのみこと)、大山祇命(おおやまづみのみこと)が祀られている。

拝殿の前の両脇には樹齢千年の「富士太郎杉」「富士夫婦檜」の名を持つ大きな御神木がある。また境内には桃山時代の代表的建築物の本殿、西宮本殿、武田信玄造営の東宮本殿があり、いずれも重要文化財。

7月1日の富士開山祭(お山開き)と、8月26日・27日の鎮火大祭(吉田の火祭り)が有名。

住所富士吉田市上吉田5558
駐車場あり(無料)150台
アクセス
公共交通
富士急行富士山駅から徒歩20分
最寄駅 >  富士吉田駅(富士急行)~1.821km
アクセス 車中央自動車道河口湖ICから国道139号を経由し、国道138号を山中湖方面へ車で3km
最寄IC > 富士吉田IC(東富士五湖道路)~3.082km  河口湖IC(東富士五湖道路) 
ご利益縁結び | 安産子育て | 子授け | 火防
公開サイトsengenjinja.jp
北口本宮冨士浅間神社 URL
TEL0555-22-0221
北口本宮冨士浅間神社 2
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レポート

北口本宮冨士浅間神社きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ

千九百年以上の歴史があり、富士登山道の入り口でもある霊峰・富士山のパワーを授かる神社です。須走口登山道、吉田口登山道などと共に、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成要素「富士山域」の一部として、富士山世界遺産構成資産に登録されています。

日本三奇祭に数えられる有名な「鎮火祭」(火祭り)があることでも知られています。浅間神社からは、噴火する荒ぶる富士を表す御影(お山さん)、摂社の諏訪神社からは明神型神輿の「お明神さん」が担がれ、大松明(おおたいまつ) が焚き上げられ、金鳥居のある表通り(御師町)を中心に約80本が奉納されます。翌日には氏子たちの持つすすきの玉串を従えて神事を行った後、社に帰っていきます。

国道138号沿いに建つ鳥居。荘厳な雰囲気に包まれた参道。大鳥居銅装大改修の記念碑が鳥居そばにありました。

  • 大鳥居
  • 参道
  • 大鳥居銅装大改修の記念碑

参道には大きな石灯籠が並ぶ。「角行の立行石」は、富士講の開祖・長谷川(藤原)角行(1541〜1646)が富士を遥拝し極寒の中裸身で、この石の上に30日間爪立ちの荒行を行なったと伝えられているます。仁王門礎石、仁王門の跡で、明治初年の「神仏分離令」施行の際、門は撤去され礎石だけ残っています。

  • 石灯籠
  • 角行の立行石
  • 仁王門礎石

参道を振り返った様子。石灯籠が切れた辺り右手に鹿遊園があります。この鹿は、春日大社・三嶋大社から国体使者として託されたようです。

  • 参道2
  • 鹿遊園 入口
  • 鹿遊園 説明
  • 鹿遊園

大鳥居の前を流れる禊川。大鳥居と狛犬。禊川を渡りすぐ右側にお稲荷さんがあります

  • 禊川
  • 大鳥居
  • お稲荷さん

狛犬(右)、(左)。大鳥居(昭和27年再建)、日本武尊の故事に従い建立で高さ17.7メートルあり、朱塗りの両部鳥居(四脚鳥居)で木造の大きさでは日本一です。

  • 狛犬(右)
  • 狛犬(左)
  • 大鳥居 四脚鳥居
  • 大鳥居2

随神門には「冨嶽」と書かれた額が掲げられ、両側には、随身(随神)の像が置かれています。

  • 随神門
  • 扁額「冨嶽」
  • 随身(右)
  • 随身(左)

随神門を潜り左手に摂社の福地八幡社がありました。両部鳥居(四脚鳥居)をくぐり振り返った様子。授与所。神楽殿。

  • 福地八幡社
  • 両部鳥居(四脚鳥居)
  • 授与所
  • 神楽殿

随神門を手水舎方向から望む。手水舎、青龍の口から湧き出る霊水は1.6キロ程富士山へ登った泉水(泉瑞)から引かれています。

  • 手水舎方向から見た随神門
  • 手水舎
  • 青龍の口
  • 水舎高札

ヒノキの説明板。ご神木(天然記念物指定)「富士夫婦桧」。御水舎すぐ横にある、ご神木、「冨士太郎杉」

  • ヒノキの説明板
  • 富士夫婦桧
  • 冨士太郎杉

幣拝殿上部に配置された天狗の面・大きな鈴。本殿内部

  • 天狗の面
  • 大きな鈴
  • 拝殿内部
  • 本殿内部

元文4年(1739)村上光清師建立の幣拝殿。

  • 幣拝殿
  • 幣拝殿2
  • 神楽殿方向

元和元年(1615)鳥居土佐守創建の本殿。現在の本殿は1615年(元和元年)に再建、1688年(貞享5年)に社殿を造修。49-50-51

  • 本殿 東側
  • 本殿 北西側
  • 本殿 西側

本殿の説明。夫婦うめ。夫婦うめの隣にはあるのは「冨士太郎杉」。スギの説明。

  • 本殿の説明
  • 夫婦うめ
  • 冨士太郎杉
  • スギの説明

武田信玄が再建した社殿が現存する中では最も古く、現本殿の東側にある東宮本殿。祭神・天津彦火瓊々杵命は、富士権現と呼ばれている。貞応2年(1223)北条義時創建、永禄4年(1561)武田信玄造営。武田信玄が上杉謙信との川中島の合戦の際に、勝利を願って参拝もしています。

えびす社(本殿の裏側)、富士山に向かって収められ、鯛を抱えているえびす様は、日光東照宮の彫刻で有名な左 甚五郎 の作と伝えられています。

  • 東宮本殿
  • 東宮本殿の説明
  • 富士えびす
  • えびす社

西宮本殿、文禄3年(1594)浅野左衛門佐建立。西宮本殿の説明。日之御子大神、少名彦名命、倭四柱社、日枝社、日隆社、愛宕社、天津神社、国津神社、天満宮が並んでいます。

  • 西宮本殿
  • 西宮本殿の説明
  • 天満宮など

登山道入口の「登山門」(鳥居)をくぐると、富士講の講者たちによって建てられた石碑が並び、富士講の開祖・角行(かくぎょう)、中興の祖・村上光清(むらかみこうせい)、富士山八合目の烏帽子岩で入定した食行身録(じきぎょうみろく)を祀る「祖霊社」があります。

  • 登山門
  • 石碑
  • 石碑2
  • 祖霊社

小御岳神社遥拝祠。神馬舎にいた白馬。富士山方向を見て左が、三殿社・秋葉社・厳島社・疱瘡社で、右に、三神社・八坂社・春日社・東照宮があります。諏訪神社に向かって右手にある子安社。

  • 小御岳神社遥拝祠
  • 白馬
  • 諏訪神社付近
  • 子安社

北口本宮冨士浅間神社、境内の様子。諏訪神社、創建未詳で地主神と伝わる。社中に「諏訪の森」が位置し、諏訪神社の鎮座地に浅間神社を勧請したとも云われています。

  • 境内の様子
  • 諏訪神社
  • 諏訪神社2

諏訪神社。右に大神輿、左に御影(お山さん)が奉安してある。

  • 諏訪神社3
  • 大神輿
  • 御影
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