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コッキング遺構 こっきんぐいこう

歴史
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煉瓦造の温室遺構としては現存する唯一のもの
基本情報
コッキング遺構

明治時代中期イギリスの貿易商サムエル・コッキング氏(1842~1914年)が造った温室遺構が現在も残り、庭園の名前の由来となっています。

昭和24年の公開の際に、植物園工事の為、埋めてしまっていたものですが、2002年のリニューアル工事の際、整備されて公開されるようになりました。

遺構は3棟の南北に長い温室の基礎と東南に長い温室基礎、西洋風のシンメトリーな形の池、温室の北側に設けられた付属施設であるボイラー室・燃料を入れた貯炭庫・植物や暖房のために水を蓄えた注1)貯水槽・温室と付属施設とを結ぶ地下通路・冷たい風を遮るための防風壁や集水用陶管など。

注1・庭園や温室にとって水は欠くことのできない重要なものですが、江の島に水道が引かれたのは大正15年なので、コッキングは温室の屋根に降った雨水を全て利用できるように温室を設計されています。各々温室には集水用の枡が設けられ、これに接続された陶管を通って雨水は貯水槽へと導かれるように造られています。

普段は閉鎖されていますが、年に数回特別なイベントがあるときだけ公開され、内部を見学できます。

住所藤沢市江の島二丁目3番28号
アクセス
公共交通
最寄駅 >  片瀬江ノ島駅(小田急電鉄)~1.505km
アクセス 車最寄IC > 藤沢IC(新湘南バイパス)~8.018km 
コッキング遺構 2
コッキング遺構 3
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